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決死の継投、1安打で逆転=西武、総力戦で栄冠-プロ野球・日本シリーズ
2008 / 11 / 09 ( Sun )
決死の継投、1安打で逆転=西武、総力戦で栄冠-プロ野球・日本シリーズ



 新人監督で味わう「日本一」の胴上げ。渡辺監督は「本当に感謝してます。選手には」と声を震わせた。ベンチ入り25人中、19人が出場。なりふり構わぬ総力戦が実を結んだ。
 先発西口が2回までに2点を失うと、渡辺監督は3回から第3戦先発の石井一、5回からは第5戦先発の涌井を投入。必死の継投で巨人の強力打線を封じ込めにかかった。西武打線も内海、西村健を崩せなかったが、ようやく5回にボカチカのソロで1点を返した。
 そして、8回だった。先頭の片岡が死球で出塁。貴重な走者だったが、果敢に二盗を決めた。栗山が送って1死三塁。相手内野陣は前進守備だったが、中島の打球が真下に向かって反発した瞬間に、緩いゴロになると判断した片岡がスタートを切った。同点。1回に三塁走者で中島の正面の遊ゴロで飛び出し、先制機を逃した失敗を取り返してみせた。
 まだ続く。越智の制球の狂いを見逃さず、中村が四球。野田も四球を選んで一、二塁とし、打席には前日大活躍の平尾。6球目のスライダーにバットを放り出すように合わせると、打球は中前へ転がり、中村が巨体を揺らして生還した。足と選球眼と小技。ここでも総力を結集し、1安打で逆転に成功した。
 持ち味の長打に頼らず、不利といわれた継投勝負でも最終戦で巨人を上回ってつかんだ栄冠。若い監督に導かれた若いチームにふさわしい、ゴールインだった。 
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